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2010年 06月 30日
アトリエ ルピナスのパステル画に出会ったのは十年ほど前。
自分の中にあふれる言葉の世界に疲れて、 自分の中の音楽や絵画の世界をふくらませたくなっていた。 音楽はビオラとライアを習い始めていた。 絵画はルピナスに通って手ほどきをしていただいたが、 自宅で描くことはあまりなかった。 昨年、シャルトルで開かれた会議にパステルとスケッチブックを持ってゆき、 講師の話の合間・体験の合間に、紙に色を置いてみていた。 言葉でふりかえりをするよりもずっと身体になじんだし、 他の参加者と分かち合うこともできて楽しかった。 以来一年間、パステルを持つことが増えた。 今月、友人たちにこのパステル技法を紹介する会を開いた。 自分勝手に描いて来て、ひとに描き方を伝えるのは初めて。 うまく伝えられるか心配だったが、 したことのないひとよりはある経験のおかげで、喜んでもらえた。 ひとに伝える気になるまで十年かかるというのは、 おっちょこちょいな瞬発力で動く部分とは別に、 わたしの持っている慎重な部分なのだろう。 タクティールケアのゆっくりしながら濃密な動きと、 パステル画をえがくゆっくりしながら濃密な時間は、 共通するところがあるように感じる。 わたしが自分の中のゆっくりした部分につながり、 走るペースをスローダウンするのを、 もっと両者に手伝ってもらおう。 アトリエ ルピナス展が、今日の夕方まで 銀座 教文館4階のギャラリー エインカレムで開かれている。 参加費500円でパステル画の体験もできる。
by pippinrose
| 2010-06-30 10:08
| 視覚
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Comments(4)
ステキ!
ターナーの絵みたいな色!!
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ぴぴん
at 2010-07-02 17:06
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はるこさん ターナー。いいですねぇ...
ターナーの迫力にははるか遠くとっても及びませんが、 水と光と空気を描くところで、ほのかにつながっているかもしれません。^_^)
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MiscellaneousOGRs at 2010-07-04 19:20
ぴぴんさん
こんばんは。 蛇口の件、ちょっと悩みの種ですね。 この絵、ぴぴんさんの作品なんですか! とても素敵ですね...惹かれるものがあります。 僕も絵を描いてみたい。 少し前に『Noir-Z』でいしだあゆみさんの アルバムをとりあげたんですが、 その中に『絵がかけたなら』って曲があるんです。 詩がとても素敵なんです。 〜ひとつだけ残されたオレンジになり甘い香りをあなたにあげる〜 なーんて一節も。 僕は小学生の頃、コンクールで賞をいくつかもらったきりで その後とんと縁がありません。 今でも憶えているのは深海の世界(なんという暗さ...)と 水仙を二輪逆さまに描いたものと、白と黒の猫。 もうあんな暗黒時代はないだろう...というのが 今の僕を生かせているんだと思い、なんだか感慨深いです.笑 いじめられっことかじゃなかったんですが、 もう家庭が滅茶苦茶で.笑 家に帰るのが億劫な小学生っていったい.笑 もっと早くに知っていれば参加したかったです...。 G d D
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ぴぴん
at 2010-07-05 11:47
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GdDさん 蛇口は、もうしばらく調整に時間がかかりそうです。
難しいところには行かない、というのもひとつの手だなと思っています。 この絵は、ルピナスで教えてもらった要素を組み合わせて描きました。 体験のふりかえりとして描くと、形の無い色模様になることも多いです。 GdDさんのような資質のこどもは、 家の滅茶苦茶に深く感応してしまうかもしれないな、と思いました。 暗黒時代の体験がGdDさんの中に今もあり、今を支えてもいるのですね。 その時、絵が描けていてよかったですね... 絵は、今でも描けるのではないでしょうか。 画材・画題との出会いにもよるかも。 ルピナスのパステルは、脱脂綿と綿棒を使って、 赤青黄の三色を紙の上で混ぜて描きます。 その技法自体がなかなか面白いので、興味と機会があれば、 一度体験されると楽しいかもしれません。 9月の終わりに築地の聖路加国際病院、 12月初めには池袋のフランク・ロイド・ライト設計の明日館で、 展示会があり体験もできます。 わたしは12月に時間があったら、また行こうと思っています。 よければお声をかけてくださいませ。^_^)
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