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2010年 10月 18日
つれあいとの話は続く。
ぴぴ「一番嫌なのはさ、相手の腹の立つふるまいが、 自分にそっくりだと気づいていることなんだよね」 つれ「そのひとはあなたの <影> なんだね。」 <影/シャドウ> は、ユング心理学の概念。 つれあいに言われて思うのは、 相手がわたしの <影> であるというよりは、 わたしが相手のふるまいのいくつかに、 わたし自身の <影> を投影して怒っている、 というのが、より正確だということ。 ユングの文章を引用する。 「誰もがみな影を担い、個人の意識的な生活の中で 影を実体化する度合いが低くなればなるほど、 影はより暗く濃密になる。 もし劣等な部分が意識されれば、 人はそれを修正する機会を持つ。」 <影> は修正されこそすれ消えることはなく、 折々向かい合い続けるものだろうが、 今のわたしにはどのていど、どのように、 折り合いをつける力があるのだろうか。 つれあいや友の助けが必要なのは確かだ。 ひとは薔薇にすら、心のさまざまを投影する。 ユングの引用は、A. Samuels, B. Shorter, F. Plaut “A Critical Dictionary of Jungian Analysis” 1986 濱野清志・訳 山中康裕・監修 『ユング心理学辞典』 創元社 1993年 より。
by pippinrose
| 2010-10-18 07:37
| つれあい
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