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2015年 02月 17日
学校の友人たちと一緒に、
今週末に開店する、都内初の「終活コミュニティカフェ」の プレオープンに行って来た。場所は江東区住吉。 「ブルー・オーシャン・カフェ」の名前のとおり、 南の海の浅瀬のような水色の入口から入ると、 白い天井と壁、砂浜色の木のテーブル。 シンプルでくつろぐ空間に迎えられる。 店員さんはそれぞれ、赤や緑の地色に白で柄を抜いた アロハシャツを着ていて、店内に明るさを添えている。 私はマッサマンカレーとハーブティをいただいた。 スパイスの香りとココナツミルクの甘みに心がゆるんだ。 友人の薬膳カレーとコーヒーも美味しかったそうだ。 ギネスビールに心惹かれたけれども、昼なので我慢。 このカフェは、 海洋散骨と手元供養の事業をすでに八年行って来ている会社、 ブルーオーシャン・セレモニーが運営している。 スタッフはみな終活カウンセラーだ。 来月には、 エンディングノートの書き方や、相続の話や、 坐禅や、アロマ教室などの会も予定されている。 人生を音楽にたとえるなら、 終盤のパートをどんなふうに奏でるか。 生を終えた大切なひとと共にある 自分の日々をどんなふうに歌うか。 人生の終わりと終えたあとのことを 親族や医者や宗教者に委ねる心構えでいた時代が過ぎ、 自分自身で決めるものだと心得る現代の都会人にとって、 不慣れなところを道案内してくれる人たちがいるのは心強い。 そしてまた、 生き延びることに日々追われる人の多いこの世界で、 死に丁寧に向き合い、生を丁寧に営むという、 選択肢があることのありがたさを思う。
by pippinrose
| 2015-02-17 08:01
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