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2015年 04月 30日
上智大学比較文化研究所の主催、
米国のフェッツァー財団の研究助成による 「アジア学院研修評価」の研究発表を聞きに行って来た。 アジア学院は1973年、 東南アジアの農村リーダー養成の機関として発足した。 現在では、中南米や太平洋地域やアフリカ、 もちろん日本からも研修生が来ている。 発表会のテーマは「変革を起こす研修」 (”Training for Transformation”) 研究者だけではなく 学院の校長や卒業生が語ることで 活動の全体像が浮かび上がる、 バランスの良い発表会だった。 発表後の質問では、 多くの農業研修プログラムが消滅して行く中で、 42年間も続くのは本当にまれだ。 なぜ続いていると思うか? という問いがあった。 卒業生の応答は、 知識や技術の伝授だけでなく、 カルチャー・ショックの体験を通して生まれる自己変革が、 重要な役割を果たしていることを物語っていた。 自分が先に決めて指示するリーダーシップから、 「何が必要ですか?」と聞くリーダーシップに変わった人。 自分の中にある可能性と、 コミュニティの中にある可能性を見出せるようになった人。 会の終了後も、多くの聴衆が残って話をしており、 この発表会が伝えたものの力強さを感じた。 発表会の概要はこちら。 一昨年、わたしがアジア学院を訪問した時の記事(訪問記1〜3)はこちら。 知識や技術の獲得ではなく、 自分の中にある可能性と、自分が既にいる場の可能性を、 見出せるようになること。 わたしがこの二年間参加している人材養成講座で、 わたしがすることも同じはずだと感じ、 それができているだろうかと、自分に問うている。
by pippinrose
| 2015-04-30 08:52
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