by pippinrose カテゴリ
以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 more... 最新のコメント
記事ランキング
ブログパーツ
|
2009年 08月 18日
五月、黒田恭一さん死去。
NHK-FMのクラシック音楽番組 『20世紀の名演奏』を担当していた。 ほっくりとあたたかい声で音楽の魅力を語っていた。 最後に彼の声を聞いたのは今年の春。 彼の闘病をわたしは知らなかったが、 音色と口跡に弱さが聞こえ、 具合がお悪いのかと気になっていた。 わたしはクラッシック音楽の世界に、 深く分け入ることはできずに来たが、 あの声によるいざないをたよりに、 足を踏み入れる気持ちは抱き続けて来た。 二年前、番組での紹介を聴いて買った、 メンゲルベルク指揮のマタイ受難曲のCDをかけ、 紹介者として彼があったことを、ありがたく思い返す。 夏のジュリア。 黒田 恭一(くろだ きょういち) 1938- 2009年 東京出身 音楽評論家。
by pippinrose
| 2009-08-18 08:18
| 聴覚
|
Comments(6)
【StereoSound】そんな雑誌に洋楽紹介のコラムが有りましたね~。
Commented
by
ぴぴん
at 2009-08-19 17:42
x
KOUさん そうでしたか... わたしは『暮らしの手帳』のは読んでいたのですが。
あの声がもう聞けないと思うと、とても寂しいです。
Commented
by
くろとらんど
at 2009-08-20 08:03
x
同じFM番組聞いていました。
黒田さんの事を話題にするひとは私のまわりではぴぴんさんしかいないので、 番組で「くろだきょういちです。」のあの声を聞くとぴぴんさんを思い出すのです。私はクラシック好きですが、あまり詳しくないので、結局番組の彼の説明をよく聞いていなかったような…。 今年前半の訃報、多かったですね。 私は大原麗子さんがショックでした。ドラマ好きだったな。 若い人に聞いても知らないっていうから、「さんまが『おーはられいこですぅう。』って真似してたよね。」って言ったら、それも知らないんだって…。あああ。
Commented
by
ぴぴん
at 2009-08-20 11:26
x
くろとらんどさん 聞いておられましたか。
>「くろだきょういちです。」のあの声を聞くとぴぴんさんを思い出す はは。そうでしたか。なんかおもしろかったですね。 わたしもクラシック音楽に詳しくはありませんが、 黒田さんの紹介は、批評耳をひけらかしてひとを驚かすようなところが無かった。 英語で言う"decent" 、まっとうで、品よく、寛大で、実にほど良かった。 だから説明に耳をうばわれることなく音楽を聞けたと思います。 大原麗子さんの訃報はわたしもショックでした。 つれあいと知り合ったころ、彼女のことを「美人だ美人だ」とほめていました。 自分が若かった頃にかがやいていた方が亡くなると、 自分の若い時代がまた遠ざかって行くと感じます。 亡くなって数日で異変に気づいてくれる親族があったのが、せめてもだったなと。 若者は彼女を知らないんですか。最近お仕事されてませんでしたからね。 一世を風靡しても、次の世代には次のひとなんでしょうね。 わたしはわたしで、今の若者に「大原麗子」に当たるひとがあるのかどうかも わかりません。「伊東美咲」あたりかなぁ...
黒田恭一さんがお亡くなりになり本当に残念です。
日曜朝9時、あのテーマ音楽に乗って聞えて来る黒田さんの声、 穏やかで何かほっとする優しい語り口。 分かり易い演奏者や曲の説明 等々・・・一番好きなそして尊敬する音楽評論家でした。 アンサンブルをやる様になってからは、練習と重なって『20世紀の名演奏』を聴く機会が少なくなりましたが、こちらに越してきてから聞いた久し振りの黒田さんの声が弱く不安定で心配していましたが・・・ 夏のこの時期、毎年決まって特別編として、古今の名テノールのイタリア民謡などの声の競演を聴かせてくれました。曲や歌手の選択は黒田さんが吟味をこらしたものでしたが、 僭越ですがその中のかなりの曲や歌い手が私の好みと合致していて、とても嬉しくなったものです。あの夏恒例のテナー競演が黒田さんの声とともに聴けなくなるのが、重ね重ね 本当に残念です。 ご冥福をお祈りします。
Commented
by
ぴぴん
at 2009-08-21 10:07
x
サクラのボスさん ほんとうに、「日曜の朝のひととき音楽を楽しむ」場を 与えてくれていた方でした。 お声で接していると、いつまでも若くおられるような気がしていました。 ボスさんも、やはり気づいておられましたか。彼の声が不安定になっていたこと。 交替する方を得ながら、最期まで仕事をつづけていただけたのは、 わたしは切ないながらうれしかったです。 黒田さんの紹介で、演奏者や歌手による味わいの違いなど、 音楽にどのように耳を傾け、言葉にして行くかを教わりました。 ありがとうございますと申し上げたいし、 彼ならきっと後生もよいだろうと思いますが、 わたしもご冥福をお祈りしています。 kOUさん、くろとらんどさん、ボスさんにもコメントをいただけて、 嬉しかったです。 ひとりで追悼するより、思い出を分かち合えると、きもちがほぐれます。 ありがとうございました。
|
ファン申請 |
||