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2009年 08月 26日
わたしが『ビッグイシュー』の活動に関心を持っている背景には、
自分の将来はホームレスではないかと思っていた時期が、長かったことがある。 独身時代、赤貧洗うが如き貧乏で銭湯に行く金が惜しく、 980円の子供用ビニール・プールで行水していた。 当時はバブル景気だったから仕事はあったが、 その厳しさに倒れて入院し、行き詰まった。 さいわい、その後紹介された仕事が自分に合って起死回生を得た。 しかし結婚して米国に住んでも、英語の会話練習の話題で、 「あなたの一番こわいものは何ですか」と問われて 「家計が成り立たなくなることです」と答える程度に、 仕事を失い家を失う恐怖は、拭いがたいものがあった。 お金はありすぎても溢血しておかしくなるが、 なさすぎると貧血して動けなくなってしまう。 倒れずに続けていける仕事があり、そこそこ生活の見通しがあること。 輸血してもらわなくても身体に血が巡っているように、 食って行けるだけのお金が巡っていること。 その生活を共に喜んでくれる他者があること。 『ビッグイシュー』販売員の立ち姿を見ると、そんなことの幸せを思う。 水切れさせてしまって萎れた。ぴぴんローズ2号のシュート。 ビニタイで支え、活性化液を溶いた腰水に五日間浸し、 葉をいくつか失いつつも、何とか回復。 始めから萎れさせない方が手当は楽だ。
by pippinrose
| 2009-08-26 08:57
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