by pippinrose
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2018年 01月 07日
年明け早々、
古い記憶の再燃があって、 その余波で沈黙してしまった。 休みたいと言いつつ休めずに来た数年来の疲労。 昨年春に復学した人材養成講座の課題。 数年来しているマインドフルネス瞑想。 年末に読んだいくつかのニュース記事。 年末に見た又吉直樹脚本のドラマ 『許さないという暴力について考えろ』。 年末にブログに書いた 「痛みを敬しつつ取り憑かれないように」 「その痛みが自分の真髄、魂であるかを問え」 というジャック・コーンフィールドの言葉。 記憶を呼び起こす布石が着々と置かれる中、 新年の抱負に関わる事柄として 「赦し」について考えていた時に、 「赦さない!」と叫ぶかのように 子どもの時の恐怖記憶がいきなり蘇った。 涙がひとつぶ。 叫びがふた声。 その時ちょうど目の前にあった 食器棚の扉をふた叩き。 記憶の鮮やかさに抗して 身体を掴んで感覚を戻し。 噛み締めた歯が「ギッ!」と軋るのに 「擬態語でなく擬音語!」と思い。 そう思っている自分の余裕を思い。 呼吸を意識しつつ座るうちに 激しい波が引いた。 五分ほどのこと。 * * * * その恐怖は人生の方向を決め彩り、 立ち直る過程で怒りにも転じたが、 怖さの記憶とも 怒りの記憶とも 異なる日々が今はある。 努力を以て立ち直って来た自分と、 愛情を以て見守ってくれた身近な人々と、 叡智を以て導いてくれた書籍の書き手たちと、 このような過程をたどる余地をくれた 平和な時代に感謝。
by pippinrose
| 2018-01-07 14:22
| 出来事
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Comments(2)
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ミセスサニー
at 2018-01-08 11:45
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「許さない」って、「許せない」とはまた違うのでしょうね。私は許せないことに、自分を責める気持ちがあって、今年もそれと付き合っていきます。
クリスマスプレゼントの本、感想が登場することを期待しています。
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ぴぴん
at 2018-01-08 20:05
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ミセスサニーさん
「ゆるさない」は相手の問題で 「ゆるせない」は自分の問題ですかね。 ジャック・コーンフィールドは、 最も難しいところから始めず、 「自分がいま赦せるところから赦そう」と言います。 そうして「ゆるせる自分」を認めることは、 わたしに取っては力づけられる体験になっています。 本はまだ読み終えていないのですが、 読み終えたら感想書きますね。
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