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2019年 02月 04日
日差しのあたたかい節分の日曜日。
東京中野区の「土日画廊」の、 「影とあそぶ二人展/田尻幸子+船山理也子」に行った。 田尻幸子さんのインスタレーションは、 設置された物によって空間が変わり、 その中で自分の内から湧き出る体験がおもしろい。 体験できる機会があれば逃すまいと思っている。 * * * * 今回は、昭和時代の建物の、 私にとってはとても懐かしい感じがする空間に、 蜘蛛の糸にかかって壊れた 薄羽根のようなものが浮いている。 窓や照明の光が壁に影を映ずる。 もやもやと絡んだ細い草のようなものや 透明な貝殻のようなものとその影が 暖房の風に静かに揺れるさまを見ていると、 水の中に居るかのようにも感じる。 床に寝転んで見上げると、自分もまた 網に捉まえられたモノのようだ。 ほとんど何もないのに何かが充満しているような、 旧い時代にその部屋にあったものの記憶の断片が、 霞網にかかって姿を表しているような、 不思議な体験だった。 田尻幸子さんの展示会にはこれまで、 銀座のギャラリー悠玄で二度、(2015年6月・(2016年12月) 熊本のギャラリー楓で一度、(2016年10月)行っている。 昨年12月には銀座のグループ展にも行ったのだか、 その頃は色々あってブログ記事にはできていない。
by pippinrose
| 2019-02-04 14:53
| 視覚
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Comments(2)
Commented
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クミン
at 2019-02-08 16:41
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ぴぴんさん、こんにちは。
インスタレーションの感想を読んで、私も > ほとんど何もないのに何かが充満している 空間に連れていってもらった気分になりました。 ありがとうございます^^。
Commented
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ぴぴん
at 2019-02-09 11:12
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クミンさん こんにちは。
田尻さんの作品のうちの、フレームのものだけに 自分は反応するのかと思っていましたが、 そうではないことが分かりました。 なぜあれほど飽きずに観られて、色々な思いが湧くのか、 自分でも不思議です。 本当は、日が暮れるまで居て変化を観ていたかったのですが、 そうはできなかったのが心残りです。 私に取って、ブログを介して得られた素晴らしいご縁のひとつです。 感謝でいっぱいです。
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